’９４−３

1.Mirage / The Benoit Freeman Project
　この手のスムース･サウンドの売れっ子が組んだ作品。あくまでギターとピアノが主役になるように、とのことでｓａｘを排除したとか。きれいな作品だが、それが原因なのか、印象が薄い。。

2.猫　ザ･ベスト / 猫
　私が中学〜高校のフォーク少年のころ好きだったバンドのひとつがこの猫です。　初期にはよしだたくろうのバックをやっていたこともあり、たしかファーストアルバムのプロデュースはたくろうだった筈。なかなかＣＤ化されなかったが、ファーストとベストがリリースされた。もちろんファーストもよかったが、ＣＤ化されていないセカンドに入っている曲も好きだったので、折衷案でこのベストを買いました。ああ、懐かしい。ところでヴォーカルの田口清氏って亡くなったんですか？

3.Walz for Debbie(K2 remaser) / Bill Evans
　いまさら説明するまでもないジャズ･ピアノ･トリオの代表的な一枚。既にOJC盤で一枚持っていましたが、発掘曲が無造作に挿入されていて不愉快だったのと、K2リマスターの音質がどれだけのものか確かめたくて買いました。
　これと先に買ったOJC盤をパイオニアの視聴室のｅｘｃｌｕｓｉｖｅフルセットで聴き比べたところ、かなりの違いがあり、ジャズクラブの雰囲気がかなりリアルに伝わるようになりました。パイオニアの技術者も「リマスター盤も中にはちょっと高音を持ち上げただけのいい加減なものもありますが、これはかなりいいですねえ、と言っていたし、同行した全く音楽にもオーディオにも興味のないおじさんも「うん、違いがわかるわかる」と顔をほころばせておりました。

4.ヴォイス・オヴ・オオパーツ / ＥＰＯ
　前作EPO WORKSは愛聴盤になり、その前作であるwicaを買おうと思っていたら最新作のこれが出たので、こちらを買いました。

5.is what is / Mike Stern
　しばらくはスタンダード集など面白みがなかったが、久々にいつもの路線に帰ってきた。わっと飛びついたが、飛びついて見るとあまりにいつも通りかな？　こういうのってゼイタク？

6.restless / Bob James
　ボブ・ジェームズってあまり興味が無かったけど、Fourplayやその前身というべきアルバムGrand Piano Canyonあたりは良かったのでこれも買って見たが、どうもイマイチ、肌に合いませんでした。

7.Chicago Live (LD) / Chicago
　地元でのライブを収録したライブビデオ。少し前にほぼ同時期の日本公演のライブ映像がＢＳで流れたが、それに比べるとちょっとスケールは大きく、かつちょっとラフという感じ。９２年の映像なので昔のファンには合わないかもしれない。またリードギタリストがドゥウェイン・ベイリーだったかな、わりとハイトーンで思いっきりハイテクタイプなのでかなりこのみは分かれると思う。私は実はこの時期のライブ、好きです。

8.Talk / Yes.
　Yes最新作。昔からのファンはメンバー構成にいろいろ言うことがあるのかもしれないが、私はとりあえず買いました。悪くない。古臭くないし・・・。

9.Candyman / Steve Lukather
　ＴＯＴＯの、という前置きは要らないかもしれないが、ギタリスト、スティーヴ・ルカサーのソロアルバム。ロック色強し。輸入盤でみたらこれはLos Lobotomies名義になっていた。日本ではやはり個人名の方が知名度高いか・・・。

10.ブルー・デザート / 大橋純子
　大橋純子、最新作。しかし、佐藤健氏のボキャブラリー不足というか、大橋純子本人の詞がつまらないというか、ワンパターン化現象に歯止めがかかっていない。もっと美乃屋セントラルステーションの頃のような意欲的な作品が欲しい。