はい！ アメリカ出張にもめげずに(?!)ＣＤは買い付けましたよ。ご報告しましょうＵＳスペシャル。
出国前に買ったもの
（恥ずかしながら成田へ行くまでに新装開店の新宿ＴＯＷＥＲへご挨拶に行き、一枚ＧＥＴしてしまいました。いったい何者なんでしょう、この男は・・・。）
STANDING IN THE WING/THE KAZU PROJECT：
ダン・ハフ、トミー・ファンダーバーグの名前につられて買ってしまいました。カズ・マツイプロデュース作品
カズ・マツイって自分のプロデュース作品だと、ほとんど尺八吹かないのですね。実は尺八フュージョンを覚悟しつつ買ったのでちょっと安心したりして・・。失礼！ 中身は本当にＡＯＲと言うべきもので、思い雰囲気を期待すると思いっきりはずされると思います。しかし参加ミュージシャンはＡＯＲ、フュージョン系の人達で当然演奏のレベルは高い。ギタリストだけでもダンのほかにカルロス・リオス、ブルース・ガイチと私のお好みが揃っている。（カルロスはいつも弾きすぎるので「頼むから抑えて弾いてくれ」と念押ししてやってもらった、というのが笑える。 Ｖｏはトミーの他にもう2人参加しているが、私にはトミーが一番よかった。ん？ トミーとマツじゃなくて、トミーとブルースといえば私の好きなDuoの King of Hearts" の2人ではないか。このころから関係はあったのだろうか？ ところでこの中に1曲だけカシオペアの野呂一生がギターソロで参加しているが、残念、大した出来ではなかった。（カズはカルロスにではなく、野呂に「抑えて！」と言うべきだったのでは？ と言う感じ。
そして、in USA
FRIENDS/CHICK COREA：
安い！ ＄9.99！ ところでこれだったっけ？ ジャケットのデザインに著作権がらみのトラブルが発生してアメリカではリリースできなかったアルバムって？
まだ封を切ってません。（封を切っていない、と言えば一部の輸入盤のパッケージってすごっくはがしにくいと思いませんか？ あのぶきっちょなアメリカ人がどうやって封を開いているんだろう、コンプレインは出ないのだろうか？ なんて思っていたらWHEREHOUSE RECORDにて発見しました！ 秘密兵器。ジャケットに沿ってすっと滑らすとパッケージが切れるカッター。試してみたけど力を入れずに使うのがコツのようです。力を入れたら？ ケースにス〜っと縦に一本の線がつきそうです。
で、聴きました。 チック以外のリズムの2人はアルバム "Three Quartet" と同じなのであれと同じ路線かと思っていましたが、リード奏者が違うとやはり全く別物ですね。あちらはマイケル・ブレッカー、こちらはジョー・ファレルであちらは強烈なテンション感を伴っていたのに対し、こちらはもう少し柔らかい感じがしました。疲れているときは絶対こちらです。あちらではフルートやローズは絶対に聴かれませんでしたしね。
JOHN MELLENCAMP/JOHN MELLENCAMP：
昨年アリゾナに来た時はいかにもアメリカアメリカした新譜としてジョン・フォガティ（元Ｃ．Ｃ．Ｒ）を買ったけど、今回はこれです。
アメリカの心！ 言うことなし。SIMPLE IS THE BEST!!!
NO SMOKE WITHOUT FIRE/WISHBONE ASH：
ＬＡに来るとかならずご挨拶に伺う輸入盤専門店がある。いままで数々のレアアイテムをゲットできた貴重な店。今回も何枚かゲット。これはその１。（カルロスの為にゲットしたカルロス・サンタナの「ワンネス」もここにて。サリーの美人妻用の「イルミネーション」も、だよ！） で、これはイギリス盤のリマスター豪華12Pブックレット＆ボーナストラック付き。（どうもＬＡに来るとＷ．Ａのものを買ってしまうなあ・・・。まあこれはレコードでしか持ってないから、「いつか機会を見て」、と思っていたので、まあこれがその機会かと。）
（６thアルバム、７８年の作品）久しぶりにじっくりと聴いてみると、これが出た頃にもう少し熱心に聴ける環境にあればもっと熱心なファンのままでいたかもしれない、と感じた。どういうことかと言うと、@私が彼らから離れた大きな理由の一つであるアメリカでのレイドバックしすぎた彼らのサウンドが明らかにブリティッシュへともどりつつあった。A作品として当時の自分が好きなタイプであった。
で、注目のボーナス・トラックは？ 未発表１曲、リミックス１曲、ライブ３曲と大盤振る舞い。それぞれ悪くない。とても得した気分。ただそれぞれの曲がなぜこのアルバムのボーナスなのか？ と思いましたけど。（面倒だから調べてないけどたぶんボーナスの曲は４枚組ＢＯＸセットに収められているものじゃあないのかな？ ファンのかた、ご存知でしたら教えて！）
JUST TESTING/WISHBONEASH：
その２．イギリス盤、豪華12Pブックレット＆ボーナストラック付き。上と同じシリーズでしょう。日本でも手に入るかも・・と思いつつも手に入らなかったら絶対後で思いっきり悔やむので（前に同じＷ．Ａの「NEW ENGALAND」で何年間も悔やみ続けた思いがあるので）
（７th、７９年）これもブリッティッシュの香りがプンプンで好みの雰囲気ですね。作品としても悪い出来ではなくて、この頃彼らがまったく浮かばれなかったのはただただロック界がパンクムーブメント一色に染まっていたからなのだろうな、と感じさせられました。ぼちぼち未だにＣＤ化されたことのない "Live Date Vol.2" のＣＤ化をするのにもいいタイミングではないだろうか？ ところで気になるボーナス・トラックはこの当時にリリースされたシングル２枚分の４曲。それぞれいいできでした。
HO! HO! HOEYU/ GARY HOEY：
この人のアルバムを買うのは３枚目。その内なぜか２枚はアメリカで買った。ロックインストギタリストだがマルチプレイヤーですべて自分で演奏している。その人のクリスマスアルバム。そう言えば元クイーンのブライアン・メイがソロツアーで日本に来た時ＤＡＴに入れたカラオケをバックに一人で前座をやった人なので、知っている人も少なくないのでは？ でもこのページ見に来る人はブライアン・メイ？？って感じかもね。
なかなか良いですぜ、これ。パワフルな曲もあるけど、なかなかアレンジが良くってやかましくない。演奏の中身も濃いし、うん、なかなかイケます、コレ。
THE INFINITE DESIRE/AL DI MEOLA：
ディメオラおじさんの最新盤。カルロスは既にゲットしていて「貸す」とのオファーももらっていたのだけど、私は基本的に人から借りたＣＤとかはどうも心に響かない、というややこしい人なので、結局自分で買ってしまいました。安かったし。それにほんのちょっぴりだけど、オーディオも好きな人間としてはやはりテラークレーベルと言うのは気になるし・・・。
イントロがいきなり打ちこみのリズムでちょっと嫌になりかかったけど、その後から次々と登場してくる楽器の演奏があまりに存在感が大きくてそんなことを気にするのがずいぶんと小さいことに思えてしまいました。全体にスケールがでっかい作品だなあ、と感じさせられました。雰囲気は "Kiss my axe" によく似た感じといって間違っていないでしょう。あれよりもちょっとアコースティック・ジャズの雰囲気が強いかな？ いずれにせよ、あれが好きならきっとこれも気に入るはず。しかしこんな作品、ライブでやるのは大変そうだなあ・・・。（ちょっとセコイけど、クリスマスセールで$12.99でした。安い！） それにしてもＲＴＦ（ＴＲＦじゃないよ！）の頃は楽屋で「チックに言われたとおりに弾けない」とべそをかいていた若者は実に大きく成長したものです。
FROM THE REDWOODS TO THE ROCKETS/CRAIG CHAQUICO & RUSS FREEMAN：
かつてジェファーソン・スターシップで話題になったギタリストがいまはニューエイジ系の有名ギタリストとなっていて、これはその人とリッピントンズの親分とのギターデュオのアルバム。日本でも買おうと思ったけどちょっと踏みとどまって買わなかった一枚。実はＬＡでも一度は踏みとどまったが結局翌日買いに行ってしまった。が、その一日でナント＄４．００も値段が下がっていた。二回踏みとどまると良いこともあるか・・・。
雰囲気で言うと、リッピントンズにもっとアコギの要素を増やしてケニーＧのようなサックスやリリカルなピアノを加えたりして作った感じでしょうか。わりとスロー系が多いのでちょっとマジに聴こうとすると、途中で飽きてくるかもしれない。ニューエイジ系の作品の為か、使用楽器の欄を見ると彼らのシグネチャ−モデルは一本も木を倒していないとか、一本このギターを作るたびに一本植樹しているとか、普通ではちょっと考えられないこだわりが見られて面白い。
OUTWARD BOUND/WISHBONE ASH：
その３．
これは残念、コンピ物でした。外れ。
TRANCE VISIONARY/WISHBONE ASH：
ナント、Ｗ．アッシュをネタにリミックス物を作る変わりモンまで出てきた。世の中本当に色々な人がいるもんだ！
わりと初期の実験的な曲をぶつ切りにして使っている印象。確かに普通の曲をやるようになった中期、後期よりも初期の方がリミックス物には向いているだろうな。
ONCE IN A LIVE TIME/DREAM THEATER：
プログレ風ヘビメタ(?!)バンドの2枚組ライブ。もともとテクニカルだが、ライブだとどうなるのだろう。そう言えば一度ＷＯＷＯＷでやっていたのを見たことがあったなあ。
いやいや、うまいね、ホントに・・・。ただ曲によって妙にヴォーカルが冴えない時があるのはご愛敬？ （聴きなおしてみると、やはりVoがウィークポイントだという事がよくわかる）
CHRISTMAS IN SCOTLAND：
スコットランドのクリスマスって、どんな感じかと思って買ってみました。"Christmas in Scotland" というＶＩＤＥＯからのサントラです。一体どんなＶＩＤＥＯなんでしょうね。
1曲目はオーケストラ、2曲目はＶｏ．で、あまりそれっぽくありませんでしたが、3曲目からきましたバグ・パイプ。やっぱりそう来なくちゃ！ でももろにスコティッシュという色彩の濃いアルバムではなく、だれでも聴けるクリスマスアルバムにちょっとパイプとアコーディオンとでスコットランドの雰囲気を加えてみました、と言う感じ。
MERRY CHRISTMAS HAVE A NICE LIFE/CYNDI LAUPER：
なんか、聴く前から楽しそうじゃないですか・・・。共作、共演にフーターズのロブ・ハイマンの名前が見られてちょっと懐かしい。
クリスマスアルバムながらオリジナル曲の比率が高くてかなり気合が入ってます。といってもやっぱりシンディ、楽しい。ただ声の張りはあの頃とはだいぶ違うなあ。
GROOVOLOGY/ED HAMILLTON：
アリゾナのｽﾑｰｽﾞジャズ専門ＦＭ局、９５．５、ＫＹＯＴ（カヨリと言っているようにきこえる）でめちゃくちゃヘビーローテーションになっていたのがギターインスト版のFLY LIKE AN EAGLE（STEVE MILLER BAND）で、なかなかクールだったのでそれが入っているこのアルバムを探して買いました。買ってみたら最近のCHUCK LOEBなんかと同じレーベルの人でした。
アルバム全体を通して「クール」でした。
HAVE YOURSELF A "JAZZY" LITTLE CHRISTMAS：
アリゾナ最後の晩にＯＵＴＬＥＴモールの中のＣＤショップで買った。＄３．９９という値段のせいもあったが、なんだか良さそうな気がしたので。（本当はＫＹＯＴのスムースジャズ・コンピレーションを買いに行ったのだが、売っていなかった。）
うん、なかなか良いです。有名アーティストだとどうしても自分の色を出そうとしすぎる傾向が強いので、逆にこれのように無名の人たちだと失礼かもしれないが気にせず聴けるよさがある。（因みに演奏者はTommy Eyre(key) Simon Eyre(G) Mel Collins(As & Ss) Geoff Fray(B) Steve Williams(Per.) どうです、知ってる人います？）
